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風水と住まい
風水は読んで字の通り「風と水」。「風」は気の流れやエネルギーの流れなど目に見えないものから、実際に体で感じる空気の流れのこと。「水」は空気中に含まれる水分をはじめ、自然界全体の水のことを指します。空気(風)と水、そして太陽は、人に限らず生物になくてはならないものです。この“環境”をよくすることで、運を呼び込むというのが風水の考え方です。というと、信じられないとおっしゃる方もいるでしょうが、実は風水は統計学的な環境学なのです。たとえば、風通しが悪く空気の淀んだ空間にいると、息が詰まりそうになり、居心地が悪いと感じることはありませんか?そのような場所で幸せを感じることはできないはず。環境の中でいちばん大きなウエイトを占める 『住まい』 をよりよくすることが、そこに暮らす人のしあわせにつながり、幸運を呼ぶことになるのです。 風水の「風」に着目して、空気の流れと住まいの関係について考えてみましょう。まず、家の中の空気は常に動いています。そして、そこにいる人に何らかの影響を与えているのです。たとえば、部屋の隅などでわけもなく不安を感じたり、落ち着かなかったという経験はありませんか?そんなとき、座る位置を替えたら不安がすっと取り除かれたなどということも。これは目に見えないエネルギーの流れによるものと考えていいのです。風水では、こうしたエネルギーや気がのびやかに広がることが大切。一方で、よいエネルギーはとどまり、悪いエネルギーは出て行くようにと工夫していきます。それは家具の配置を替えたり、観葉植物や鏡を置くことで実践していきます。これは「五行の相上と相剋の法則」と、方位に基づいた考え方がベースになっているのです。
部屋の環境づくりで、最も大切なのは出入り口の位置。よいエネルギーであれ、悪いエネルギーであれ、ドアや窓といった開口部から入って出て行くからです。部屋の中に入ったエネルギーはただ通りぬける場合と、循環してから出て行く場合があります。このとき部屋の中で回転し循環すると、強いエネルギーになります。風水では部屋の用途に合ったエネルギーの流れ方を見つけることも大切なのです。
風水では、家の中心が重要です。そこから方位を求め、どの方角にどの部屋を配置するか、または家具を置くかを考えていくからです。この中心は、方位を見つけるときの基点となる場所なので正確に測りましょう。建物が正方形や長方形の場合、対角線の交わったところの点が中心。変形の家や、張り出し・欠け込みのある場合は、対角線を引く位置が変わってきます。張り出しや欠け込みが3分の1以下ならその分を除き、中心を出します。また張り出しや欠け込みが3分の1以上なら面積を平均して中心を出します。
風水では長方形や正方形など整った形の建物や部屋をよしとします。変形した空間では気場が片寄ってしまい、精神的なバランスを崩すなどして運気も低下しがちだからです。「張り」は陽でその方位のパワーはアップし、「欠け」は陰で後退と考えられています。たとえば、玄関は欠けているよりも張っているほうがよいのです。そうはいっても、家の形をおいそれと直すことはできません。この場合、観葉植物や鏡などの開運グッズを使うといいでしょう。
生まれ年から割り出せる九星(ライフスター)は、その人の性格や運の現れ方を表しており、いわば持って生まれたエネルギーのことを指しています。ライフスターを考慮し、その人の短所を補い長所を伸ばしていくような環境づくりをしていけば、より確実に幸運が舞い込んでくるというわけです。たとえば、玄関の位置やベッドルーム、金庫を置く部屋などでも星ごとに方位を出すことができます。 自分の誕生年度を探して、そこに該当する九星があなたのライフスター。その人の運命を示す基準となる星なので、九星によって吉方位やラッキーカラーは異なります。 ※1月1日~2月4日生まれの人は、前年が誕生年度になります。
いよいよ、風水の本領発揮、しあわせになれる位置を探しましょう。風水では、方位の持つ意味を覚えることも大切。家の中心を定め、方位磁石を使って、方位を正確に測ることはできたでしょうか。方位とは、北、北東、東、南東、南、南西、西、北西の8つ。風水では360度を均等に45度ずつに分けます。そして、8つの方位に八卦をあてはめるので、それぞれに意味とパワーを持っています。さらに、この方位には九星もあてはめることができます。たとえば「東」。八卦では「震」、勢いよく奮い立つことを示しています。人では「長男」を表し、男の子の部屋にするとよい方位です。九星では、「三碧木星」の定位置。この星の人にとって「東」は大切な位置です。
ひとつの部屋がいくつかの方位にまたがるときは、それぞれの方位のエネルギーを多かれ少なかれ受けることになりますが、面積がいちばん大きい方位の影響、最も強く出るといえます。このように、星の持つ位置を考慮して間取りを決めるとよいのですが、それだけでは決めることのできない部屋も。たとえば勉強部屋です。勉強部屋は、どの星の子でも北か北東の位置にあるほうがようのです。子供が使う部屋ならば、明るい南向きの部屋と考えがち。南からの明るい日差しとともにプラスのエネルギーが入ってくるからです。しかし、このエネルギーは人を行動的にし、「静」よりも「動」の心理状態にさせます。落ち着いて勉強に集中するには、「静」の状態に保てる北や北東の部屋が向いています。方位の持つ意味だけで風水を行うのではなく、さまざまな角度から見ていくことも必要だと考えています。
風水は、自分が発展する場所、そして安住の場所を築き上げることがベースの考え方にあります。ここでは、よりよい環境づくりのためのヒントとなる八方位それぞれの意味を紹介します。ラッキーカラーや風水アイテムを取り入れ、お部屋に少しずつ手を加えてみましょう。この“手を加える”とか“手をかける”ということが、風水ではとても大切なのです。朝起きたら窓を開け放ち空気を入れ替える、あるいはキッチン、トイレ、バスルームなどの水まわりをきれいに保つといった毎日の生活習慣を見直すだけでも運気はグンとアップするのです。八方位の意味をチェックするとともに、しっかり実践していきましょう。
風水には水を使って財運を高める工夫があります。実際の水の取り込み方、家の中に水槽を置いたり、庭に池をつくること。香港では金魚鉢を風水アイテムとしてよく使いますが、この場合、水槽の水は常にきれいに保つことが大切です。きれいで澄んだ水は財運や発展につながりますが、汚れた水は破滅につながるからです。水の使い方にはちょっとした注意が必要です。
また風水アイテムの“水”が吉か凶かは九星次第。基本的には、よい水はよい運を招きますが、九星別にみたとき新築や改築などをする場合、池や巨大な水槽を家に取り入れるときは積極的に取り入れるべき星の人とそうでない星の人がいます。家族全員が水をラッキーアイテムとして使える場合以外は、家や部屋の入口に設置しましょう。
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